奥田民生さんが故郷・広島の嚴島神社での弾き語りライヴをおこなった。
そこでPerfumeカヴァー等を披露したそうだ。

世界遺産で Perfumeをカバーするところがすごい。

センスを感じるね。

無難無難でいる人には、
新しい物を作ることはできない。

奥田民生はまだまだ新しいものを生み出してくれそうだ。

http://www.barks.jp/news/?id=1000074277
奥田民生、故郷・広島の嚴島神社での弾き語りライヴでPerfumeをカヴァー

10月22日(日)、奥田民生の弾き語りライヴ<はつかいち音楽祭 嚴島神社奉納コンサート 奥田民生ひとり股旅スペシャル@嚴島神社>が、彼の故郷・広島の嚴島神社 高舞台で行なわれた。そのオフィシャル・レポートが到着したのでお届けしよう。


日本の誇る世界遺産である嚴島神社の本殿と、海上の鳥居の中間に位置する“高舞台”は、いわば世界遺産のヘソ。“ひとり股旅スペシャル”はこれまでも広島市民球場など珍しい場所で開催されてきたが、まさかこの神聖な場所でそれが行われるとは! しかも前日のリハも当日の朝も大雨だったのに、開演時間が近づくと、まさかの秋晴れとなった。

奥田民生は世界遺産に、作務衣に手ぬぐいといういつもの格好で登場。ご神体に礼拝してから、ステージに上がった。高舞台を取り囲むように巡らされた回廊に設置された椅子席を埋めたオーディエンスも、やや緊張気味に見守っている。

用意された4本のアコースティック・ギターの1本を手に取った民生は、まず咳き払いをひとつ。歌い始めたのは“陽水民生”作品の「HIROSHIMA」だった。

ご当地であり、民生の故郷でもある広島を描いたこの歌は、♪いつくしむのが真夏の夜の夢♪と始まる。地元へのリスペクトと、嚴島(いつくしま)神社へのダジャレを込めた(笑)最高のオープニング・ナンバーだ。

「こういうことになってしまいまして、申し訳ない気持ちです。どうしていいか分からない。ちょっと不思議な感じです。ただ、雨は上がりました」と民生が挨拶すると、大きな拍手が起こる。「ユニコーンというコミックバンドのツアーをやってまして、それを終わらせた直後にここでやってるわけですが、心の準備がイマイチで…」。

笑いの中で、民生も観客もだんだんほぐれてくる。完全に民生ペースになったのは、ひとり股旅恒例のカバー・コーナーだった。

「広島の大先輩の曲を2曲続けて」と言って、まずは吉田拓郎の日本フォークの金字塔「今日までそして明日から」、そして2曲目はなんとPerfumeの「レーザービーム」。会場から大爆笑と手拍子が起こる。これで世界遺産はすっかり民生の支配下に置かれたのだった。

民生が個人的に好きな曲だというユニコーンの「あやかりたい’65」や、「ひとりカンタビレのテーマ」は、まさに誰も真似のできない民生ワールド。会場を埋めた800人はもちろん、全国の映画館で生中継を楽しむ8000人の観客の心をつかむ。

特に「すばらしい日々」から「CUSTOM」へと続くシークエンスでは、この日いちばんの迫力ある声で“民生スピリット”を表現していた。だからラストの「さすらい」は、いい感じに肩の力が抜けて、普段以上に優しく響く。威厳のある神社に、人の温かみを充満させた民生は、彼ならではの“世界遺産ライブ”を成功させたのだ。

アンコールに現われた民生は、さすがにホッとした表情を隠せない。「風がなくなって、この後、雨降りますね。さっさとやっちゃいましょう。何をやればいいんですかね。みなさんに歌ってもらおう、みなさんが上手じゃないのは知ってますが(笑)」と言って、「イージュー★ライダー」。オーディエンスの大合唱が、いつの間にか潮の引いた回廊にこだましたのだった。

立ち上がって三方にお辞儀をした後、民生は高舞台を去る途中で、再びご神体に一礼する。素晴らしい“ひとり股旅”だった。

それから1時間後の打ち上げで、緊張から解き放たれた民生に「ギターの弦を1本も切らなかったね」と声をかけると、「弦を切るのは30代まで。もう切らないよ、俺は」とニッコリ笑って応えてくれたのだった。その顔は、特別なライブをやり遂げた歓びと自信にあふれていた。